KantanBay BVE Memo

かんたんのゆめのBVE関係の更新情報・製作メモ

基盤地図情報をBVEに持ってくる(上級者向け)

※かなり上級者向けです、それぞれのソフトの細かい説明は省きます
※そのまま使おうとする場合は各所に申請が必要になります

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基盤地図情報とは、めっちゃ平たく言えば「電子地図」です。データーの地図なので形式を最終的に.Xに変換すればBVEに持ってこれるのではないかと試行錯誤してみました。

ただ、基盤地図情報の線路は割とカクカクに出来ていることもあり、すでに作ってある物に合わせようとすると相当に大変です。
また、そのまま書きだしてもBVE特有の原点をある程度離れるとストラクチャが消える現象により、工夫しないと使えません。あとめっちゃ重くなる。

結論:個人的には思ったよりは使えなかった。

 使用するソフト

VectorMapMaker 基盤地図情報→DXF(2D)型式への変換
 ※DXF:CADでよく使うファイル

jw_cadRsjww DXF(2D)型式→SketchUpへの引き渡し

SketchUp DXF(2D)の3D化とXファイルの書き出し

作業の流れ

1.必要な部分の基盤地図情報をダウンロードして、VectorMapMakerでDXF型式に書き出す。

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詳細はVectorMapMakerの使い方説明を読んでください。

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最終的にこのような物が書き出せれば成功です。

2.jw_cadとRsjww、SketchUpのインストール。

jw_cadは有名なCADソフト、Rsjwwはjw_cadからSketchUpにデータを渡す補助ソフトです。
SketchUpはこれも有名な3Dモデリングソフトです。SketchUpはそのままではXファイルを書き出せないのでこのあたりを参考にして書き出せるようにしておいてください。

3.jw_cadでDXFを読込、Rsjwwで処理

1.で書きだしたDXFファイルをjw_cadで読み込みます。Rsjwwの使い方を参考にしてSketchUpへと持っていきます。
一つハマった点としてはjw_cadがCドライブの直下に入ってないと正常に動きません、別のドライブに入っている場合はRsjwwのSketchUp側のプラグイン[RSjww.rb]をテキストエディタで開いて指定を変更してください。

4.SketchUpで3D化

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うまくいってればこのようにSketchUp上に地図が表示されているかと思います。うまくいってなかったら頑張れ。
読み込み時に面を張るようにすれば建物系には面が張られますが、線路はラインしかないためXファイルで書き出しても何も表示されません。3D化する必要があります。
これにはラインを面に立ち上げることが出来るプラグインExtrudeLineToolを使うと早いです。

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線路の面を立ち上げた所

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5.完成

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なおこの試行錯誤に4時間くらい掛かった。

※記事が分かりにくいのは承知なのですが、作業手順がややこしいので個別の質問などは受付けません。ご了承ください。