大分駅の製作(配線編)
先日、日豊本線製作上の最難関の一つ、大分駅を完成させましたので、備忘録として作業手順を書いておきます。
0.配線を引くのは苦手じゃー
正直な話、配線を引くのは苦手でして、それで大分駅の製作は長いこと頓挫した状態にありました。
とはいえ、今作ってる区間で大分駅に手を出さないという選択肢はありえないので、頑張って重い腰を上げねばなりません。
1.ベースを作る
最初は昔ながらの方眼紙に描いて…をやろうと思っていましたがすぐ方針転換し、航空写真トレスにしました。
まず航空写真を地理院地図やGooglemapなどから用意してきます。
板ストラクチャ自体は次の記事の要領で手軽に作れます。(PMXEに放り込むだけ)
kty-bvememo.hatenablog.jp
大きさ(スケール)を合わせるには、切り抜く際に一辺の実の長さを測っておいて、PMXEでその大きさに拡大するのが楽だと思います。
ちなみにあまり大きすぎると編集がやりづらいので1/10くらいに換算しましょう。(Xファイルへの書き出し時に10倍する)
このベースがズレていると全体のズレにつながってしまいますので、大きさは入念に調整しましょう。一か所でも幅がわかっている箇所があればその部分だけ先にBVE側で線路を入れておき、大きなズレがないか確認しておくと良いです。
大分駅の場合は昔入手した高架化についてのパンフレットに最大幅の断面図があり重宝しました。こうしたパンフレットは図書館の郷土資料コーナーなどに突っ込んであったりするので探してみると良いかもしれません。
2.BVEに設置
PMXEでXファイルを書き出したらStracture.putで設置してBVEに表示させます。
なお表示が変になってしまったらテクスチャのリサイズを行ったか確認しましょう。まれによくある。
また、BVEは設置地点から一定距離を過ぎると消える仕様になっているので、変なとこで消えてしまう場合はPMXEでうまいこと位置を調整しておくと良いです。
3.線路を引いていく
BVEに無事表示出来たらそれをトレースしていきます。
そのまま線路のストラクチャのままで作業するとベースの線路に覆いかぶさって見えなくなってしまうので、5mの半透明な棒のストラクチャを適当に作っておくと便利です。自分の場合は作業中の目印になるピンのようなものも作りました。
あとはまぁ根気でございます…
ちなみにこのベースは使用法的には良くないので、公開時には忘れずに削除しておきましょう。
(構内製作編に続く)
JR福北ゆたか線 吉塚→篠栗(2003・上り)
(2023年9月16日データ更新-817系車両データ更新による小変更)
旧データである福北ゆたか線(篠栗線)吉塚~篠栗のセットです。
2012年頃のBVE旧バージョンを対象に製作しているため、BVE5.7以降では信号関係等の動きがおかしくなるところもありますが修正していません。ご了承下さい。(最低限エラーは出ないように修正しています)
また元データは2003~2005年頃の取材ですので、現在とは大きく異なる部分もあります。
★ダウンロード
└ 一式のセット、初のダウンロードはこれだけでOK
└ V5.2でVehicleファイルの指定を変更したのでそれに対応する差分ファイル
★対応車両データ
●拙作817系(ワンマン対応)
●CT氏813系(※ワンマン対応、アナウンスはオート)
BVEとエイプリルフール公開
いつの間にか4/1はBVEデータの更新が盛んな日、となりました。
自分が本を作ってるからなのもありますが、何かと「〆切」に相応するものがあると、製作を進めたり逆にキリをつけたりする良い目標として作用することもありまして、夏の終わりあたりにもこういう日があるといいなぁと思いつつ。
そもそもどうして4/1に定着したのよ?
という疑問はあると思いますが、もともとは2003~2004年前後のエイプリルフールに、自分が作りかけデータを限定公開したのが始まりだったような気がします。
(正直自分も記憶が定かでは無いのですが、2005年にエイプリル公開に言及した記事があったのでそれ以前には違いないとは思います。当時を知る方、起源を主張したいわけでもないので違うぞオラァとかあればぶん殴ってください)
そのうち公開する人が増えてきて、ページごと変えてみたりする力作なども出てきましたが、自分の中ではあくまでも「完成に至らぬ中途半端なデータですが、まぁエイプリルフールなのでゆるしてくだしい☆」と、いう日にしています。
というわけで、皆様もHDDのどこかに置きっぱなしの未完成データがありましたら、クオリティにこだわらず、気軽に表に出してみてはどうでしょうか?
私もなんか公開する予定です。というかHDD漁ってたらすっかり忘れてたやつが出てきた…(日豊線と815系やらはもうちょい待ってください…)
看板みたいなのを量産出来るソフトを作りました
※動画は開発時のものです。
上の看板のような「形は同じだけど書いてあること(テクスチャ)が違う」ようなストラクチャの製作支援ソフトを作りました。
元になるXファイルと書き換えたい画像群を用意して一括でドラッグアンドドロップすると、それぞれの画像に書き換えたXファイルを生成します。
複数のテクスチャを使用しているXファイルでは書き換えたい任意の1面を選ぶことも出来ます。
詳細は同梱しているReadmeをご覧ください。
変数の応用① ~定型の構文セットを使い回す~
日豊線制作にあたって、出来るだけ作り進めやすいように構文の書き方をいくつか工夫してみました。
特に、踏切や架線など頻発するものについては、変数を組み合わせていろいろな場所にコピペして使えるようにしています。
いくつか例を紹介しますので自由に応用してください。
踏切設置セット
踏切はこのストラクチャ構文のセットを踏切中心にコピペすれば設置できるようにしています。(青い部分が変数)
変数[$FML]に踏切の長さを設定すると、警報器遮断機などの一式を具合良い感じに置いてくれるようにしています。ちなみに[$FML/2 + 0.4]の「0.4」が警報器などの間隔を調整できる係数で、値を大きくすると踏み板から更に離れるようになります。
架線調整セット
BVE5でRepeater構文が出来て架線柱の間隔が正確に反映できるようになりましたが、架線柱と併せて架線の長さも変えないときれいに架線柱に追従してくれません。
そのため、変数[$kasenN]で間隔を代入すれば、架線柱の間隔と架線の長さ・間隔をいっぺんに変更できるようにしています。
ストラクチャーキーを「kasen30」「kasen35」のようにすることで、「Structure['kasen'+$kasenN]」という形にしてストラクチャ自体を間隔と一緒に切り替えることが出来ます。
また、架線柱の間隔が頻繁に変わり、線路の本数も増える駅構内では、架線はRepeaterではなくStructureで配置しています。これにより架線柱を正確な位置に配置、かつ構文も見やすくすることを実現しています(5mで丸めてはいます)
ちなみに線形、架線絡み、設備…といったように、距離順にばらばらと書いていくよりは同じような種類のものはまとめて一括で書いてしまった方が構文が見やすくなり、管理がとても楽です。(後から気づいたので日豊線ではバラバラになっている区間もあったりする…)
※後で曲線制限の切り替えを別記事で書きます。
日豊本線制作状況(2018/01)
あれからまた時間がたちまして、どうなっとんじゃオラァ的な問い合わせも出てきたので近況報告です。
まぁ進んでいる気はします。
というか自線形自体は完成させましたので、駅回りを中心に味付け中です。
どの程度までどのように作り込むかもだいたい固まりました。
西大分駅は地元のおじさん(34)もニッコリな出来になりつつ。
まぁ出来ている場所だけ見せればはよ公開しろやとなると思いますが、踏切とかまだ作ってない小物とかも多いのでもうちょいかかります…車両も調整しないと…
時期の明言はしませんが、出来るだけ早く公開できるようには努めたいです。
ようやく見えてきた上がった先。高架化から10年経過してようやく完成できそう…
JR四国 2000系気動車beta版公開(運転台無し)
このデータをベースにして気動車プラグインにも対応したものがBVE四国家より公開されていますので、基本的にはそちらをご利用ください。
※11/3 20:35 小修正しました(抑速ブレーキの追加)
★修正パッチダウンロード
四国の特急形気動車2000系です。運転台なしの暫定beta版です。
今後実車調査やN2000も制作したいと思っています。
・暫定版のため運転台はありません。
・一部音声がありません。(過去録音を漁ったけど使える音がなかった)
・性能は加速性能は合わせましたが、まだ細かい実車調査はできていません。
§Vehicle対応表
ntfiv\train\JRS2000\Vehicle.txt : 3両編成
ntfiv\train\JRS2000\Vehicle7M.txt : 7両編成
曲線通過速度は次の通りです