KantanBay BVE Memo

かんたんのゆめのBVE関係の更新情報・製作メモ

BVE2時代のストラクチャをグレードアップする

f:id:ntfiv:20171126154231p:plain

f:id:ntfiv:20171126154632p:plain

ちまちまと日豊線のBVE5リニューアル&延伸を進めています。

線形は変換ではなくゼロから引き直しているのですが、さすがに時間の関係でストラクチャはBVE2版の流用を考えていました。
しかし、改めて単体で眺めてみるとテクスチャの解像度が低かったり、細かいところが面倒でだいぶ省略していたりと、BVE2の頃の画面では問題なかったのですが、BVE5の大画面で見るとちょっと見るに堪えないところも出てきました。
しかし、一から作り直すのも大変…、ということで、次の方法でXファイルを元にグレードアップを計っています。

 テクスチャの高画質化

BVE2時代のテクスチャは軽量化のためできる限り小さく作っていることが多く、16~64px程度のテクスチャなんかも多くありました。しかし、さすがに現在の大画面ではテクスチャが荒すぎます。

f:id:ntfiv:20171126150447p:plain

BVE5ではDDSも使えることやPC自体の性能向上もあり、そこそこリッチに仕上げても何とかなるようになってきました。大きめのテクスチャに差し替えたいところです。

テクスチャは本来なら元の写真から切出し直すのが良いのですが、さすがに大変なので、以前Defaultストラクチャのテクスチャに対して行なった、waifu2xによる自動高画質化を試しています。

 

f:id:ntfiv:20171126151033p:plain

f:id:ntfiv:20171126151113p:plain

さすがに写真に対してだと効果は善し悪しですが、やらないよりは良い感じになったとは思います。
透過部分については黒塗りされるので、改めて切出し直しています。これによりギザギザになっているところも軽減されます。

Xストラクチャの調整

※透過部分が複数あるものはまず最初にCSVの状態で面の順番を入れ換えておきます。(透過不良の対処) 

ストラクチャはBVE2時代ならだいぶ簡略化したものでも気になりませんでしたが、特に運転台近くについてはもう少し作り込んだ方が良いかも…ということがあります。
3Dモデリングツールで1から作り直すのが理想ですが、やはりすでにあるXファイルをどうにかしたい…ということもあるのではないかと思います。

 

Xファイルを読める3Dソフトは多くはないのですが、幸いにもMMD用のツールであるPMXEditor(PMXE)でXファイルを読み込むことが出来るのでそれを活用します。

f:id:ntfiv:20171126144908g:plain

大きさや位置などもCSVに比べれば格段にいじりやすく、ちょっとした微調整なども楽に出来ます。

 

f:id:ntfiv:20171126153138p:plain

また、PMXEには「簡易プリミティブ追加」機能という平面や箱を自由に追加出来る機能があり、モデリングソフトのようなことが出来るようになっています。これを使うとXファイルに新しく物体を追加していくことが出来ます。

f:id:ntfiv:20171126153619p:plain

 

f:id:ntfiv:20171126153208p:plain

一つ注意が必要なのは、この機能で追加した部分は元に比べて色が浮いてしまうというところです。これは面の環境色が強いために起きるもので、CSVの部分となじませるなら環境色はすべて0に設定し直してください。

 

また、Xファイルに他の3Dモデリングソフトで作ったものを合成したいということもあるかと思います。

f:id:ntfiv:20171126153348p:plain

その際はモデリングソフトからXファイルで出力した後、PMXEにそれをドロップすると「追加」が選べるので、そこで合成することが出来ます。自動で10倍取り込みになっているのでスケール調整に注意。

 そのほかのPMXE関連記事