KantanBay BVE Memo

かんたんのゆめのBVE関係の更新情報・製作メモ

予土線 江川崎→土佐大正間・キハ54ー0番台公開

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 四国の果ての斜め南のほうを走る予土線新線区間BVEデータです。
 区間は江川崎→土佐大正間、25.1kmとなっています。
 運転車両のキハ54系0番台データを同梱しています。


 路線の特徴として、この区間は公団建設線な為直線的な線形であり(そうでないところもある)、駅間がある程度長いこと、四万十川沿いに上流に向かっているためゆるめの上り勾配が続く点があります。そのため惰性走行するとすぐ速度が落ちていくので要注意です。
 ダイヤもゆるめ(半家までをのぞく)になっているので定時運転しようとすると案外難しいです。最高速度は85km/hです。(2000系は110km/h想定)

 キハ54の運転はドア操作、アナウンス操作を含めたワンマン操作を再現しています。
 ドア開閉操作を自分でしないと先に進めないのでご注意ください。

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 今回の新要素として雨天運転を実装しました。
 あすく氏製作の雨粒再現プラグインを使用しており、ワイパー非稼働時には窓が雨粒が張り付きます。

 また、2000系を使用した架空の特急列車の運転試験ダイヤもおまけで付属しています。(最高速度110km/h、江川崎・土佐大正ノンストップ)

  前バージョンは予土線もどきでの公開でしたが、現地取材を行い一部ストラクチャを現地の物へ差し替えましたので、この度もどきから正式公開へと移行させていただきました。とはいえ、ちゃんと完成しているのは十川までで、その先については暫定開通となっています。暫定区間では沿線道路など再現していないものも多々ありますのでご了承ください。

 

★ダウンロード(路線・車両セット 57MB)

 

【重要】JR線車両パックのインストール

この車両の動作にはRock_On氏のJR線車両パックが必要です。

github.com

インストール後、Rock_Onフォルダとntfivフォルダが同じ階層に来るようにしてください。また、OpenALも必要ですのでOpenALライブラリも併せてインストールしてください。

 

【重要】車両の操作方法

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基本の運転操作はJR線車両パックのキハ58やキハ40などと同じです。変直レバーの操作が必要になります。
停車状態からの加速時は必ず変速位置にしてから加速してください、中立や直結位置では車両は動きだしません。ある程度加速したらレバーを操作して直結に切り替えます。

また、ドアやアナウンスは手動となります。運転開始時の江川崎駅ではドアは開いていませんので、[4/う]キーを押してドアを開けてください。出発5秒前にドアが閉められるようになります。

 

使用プラグインについて
・DMF13HS.dll:RockOn氏制作(許可を得た上で転載しています。)
・RealAnalogGauge.dll:BVE Workshop氏制作
・Oneman.dll・Onemanhoso.dll・SoundKey.dll・Wiper.dll・rain.dll:あすく氏制作

 

※今回GeneralStrを更新していますが時間がないのでGW後に詳細を更新します… 日豊線のGeneralStrに上書きされますが問題ありません。ただし、予土線の後に日豊線をインストールすると現状問題が出ますのでご注意ください。

BVE5瀬戸大橋線 ShikokukeEdition公開

もう10日もたってしまいましたが、こちらで公開していた変換版瀬戸大橋線を基に、摂津ライナーさんが中心となって、更なるBVE5への最適化及び路線を現代化したバージョンを公開されました。
私のほうはベースの提供及び相談役だけで何もしない予定ではあったのですが、それもアレだなぁと思ったので特設サイトのほうを製作させていただきました。
瀬戸大橋の紹介はもともとBVE2時代に作ろうと2004年に遊覧船にまで乗っていたのですが、結局製作機会を逃していたものが15年を経て実現したものです。
うどんコーナーは二人で打ち合わせ時に○亀製麺で思いつきました。香川方面の方申し訳ありません。

bve-shikokuke.geo.jp

blog.ap.teacup.com

あとこれは重要なことなのですが、今回の瀬戸大橋線データはあくまでも摂津ライナーさんをはじめとするチーム「BVEせとうち鉄道管理局」が原作をリニューアル公開した「ShikokukeEdition」であって、原作データをいじって公開する権利自体は引き続き誰にでもあります。詳細は変換版の公開ページをご覧ください。

kty-bvememo.hatenablog.jp

また、当サイトで公開している変換版については今後大きな更新予定はない予定ですが、単体公開しているJRS5000系については汎用的に指定ができるように、ShikokukeEditionから素材を逆輸入して改良を行う予定です。
反対側の貫通側運転台についても、DD側の運転台を整備していただいたことぶきさんにリニューアルをお願いいたしましたので、次回の瀬戸大橋線更新後あたりを目途に更新予定です。

 

で、Twitterではちまちまと作業状況を出していますが、予土線の延伸作業を行っています。とはいえ駅数的には全然進まず、風景は1駅先の十川まで、線路がさらに2駅先の土佐大正まで…という感じです。まぁそれでも江川崎~土佐大正で25kmもあるんですが…(何気に過去作った路線で最長になってしまった)

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半家~十川間

今回はせっかくなので雨天版を製作しています。霧や雨ストラクチャで雨天を再現するデータはこれまでいくつかありましたが、今回はあすくさん制作の雨粒再現プラグインを使用してさらに一歩踏み込んだ再現に挑戦してみました。

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音のほうも調整してなかなか情景的にも良い感じに仕上がってきています。

昭和~大正と駆け抜けていく路線ですので、元号が変わるあたりには公開したいなぁと考えています。

 

(旧作)BVE Memory Sensor ~BVEのメモリを監視するくん~

2020/6/27
高機能な後継版ソフトを製作しましたのでそちらをご利用ください。

 

  

 

 

 

(一応DLも残しておきますが古いソフトになります)

 

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 ★ダウンロード

 

概要

 BVE5のメモリ消費量を表示するソフトです。現在のメモリ消費量を数値・色と顔文字で表示します。
 最小化してもタスクバーにおおよその消費量が表示されますので、常駐も可能です。

製作の背景

 BVE5(.7)は重いシナリオを読み込んだり、データ製作中に何度も更新すると突然落ちることがあり、その予兆をわかりやすくできればと製作しました。

 また、通称4GBPatchを本体に適用したままデータを製作し、それをそのまま公開することで見事にBVEクラッシャーとなっているデータもあるため、そのあたりの防止につながれば…とも思っています。
 ※いくらPC性能が良くてもBVEが読み込めるデータは1.5GB程度が限界なのです。

 いずれにせよ重すぎるデータはPCにも良くなく、エゴサでは重いシナリオが原因でPCがお亡くなりになった方も見かけたことがあります…。
 BVEの重さはFPSばかりに目を向けられがちですが、メモリ消費についても目を向けてもらえると幸いです。

閾値

 700MB程度まで :余裕
 1050MB程度まで :ちょっと注意
 1400MB程度まで :要注意
 それ以上 BVEにエラーが発生する可能性があります

 4GBPatch適用時は1600MBを超えても読み込めますが、おそらくPC性能によってくると思われるため上限は不明です。

 この閾値はあくまでも目安ですので、黒になっても特に問題ないことはあります。また、お使いのPC性能によってはまだ低い段階でエラーが発生することもあります。
 実際F5更新を続けるテストをした場合は、まだ赤の1350MB程度でエラーが出て落ちることもありました。

表示更新間隔の設定

 wait.cfgはテキストファイルです。一番上の行の数字を書き換えることで表示更新の間隔を変更できます。詳細はファイル内を確認ください。

余談

 黒になった状態=ダメなデータというわけではありません。実際ただ運転する程度であれば黒の状態でも安定していることは多いです。私の環境だと(Win10・メモリ16GB)1450~1550MBくらいでBVEが落ちる感じです。
 余裕を持つなら赤の範囲(1400MB以下)に抑えたいところです。

 使用メモリを減らすのに手っ取り早いのは画像のDDS化で、これだけでも数百MBは節約できます。また、使用している音声の音質を下げるのも効果的なはずです(44k→22kなど)

 参考記事

 また、BVEのMODことBVE Enhanserには複数使われている画像を1回読み込みにする機能があり、このツールを経由してBVEを起動するとメモリの消費が大幅に下がります。(これBVE本体に取り込んでほしい…)
 例:拙作日豊線415普通 700MB前後→475MB前後、某線1450MB→500MB(!)

BVE Enhanser
 http://hotmist.ddo.jp/bve/

 もちろん、4GBPatchの使用も解決法の一つではあります。ただ、それを全員適用しているかというとそうではないので、使用を前提としている場合には必ずダウンロードページに記載すべきだと考えます。そうしないとただBVEを落とすだけのデータになってしまいます。

 謝辞

 アイコンの「サメ」はICOOON MONO公開の素材を使用させていただきました。
 http://icooon-mono.com/

履歴

 →Ver 1.00 2019/02/24
  ・一般公開

JR四国 7000系電車公開(18/11/29更新)

・18/11/29 Ver3.6公開しました。(性能微調整・音声の更新追加)
・18/11/18 Ver3.51公開しました。(全面リニューアル)

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※SSはichi氏予讃線より(BVE2版を変換)

 予讃線電化区間を行ったり来たりしているJR四国7000系電車です。7100形Tc車も同梱しています。

 今回更新でVVVF、走行音をはじめとする音声周りを切り出しからやり直し、リニューアルしました。また、性能もより実車に近いものへと修正しました。(すかじゅん氏thx)

 BVE5での指定路線がありませんのでそのまま海岸沿試験線で試運転出来るシナリオファイルも同梱しています。

★重要★

・動作には「GeneralAtsPlugin」が必要です。運転前にRockOn氏のJR線車両パックを導入してください。
 ※単体のGeneralAtsPluginだけでもOKです。
 ※読み込み時にATSチャイムが鳴らない場合はGeneralAtsPluginを正常に読み込めていません。 

★ダウンロード(26MB/解凍後52MB)

★V3.5→3.6更新パッチ(5MB) ※Ver3.51からの更新のみ対応です

 

特殊操作

▼定速機能
 加速中にP3以上からP2にノッチを戻すと定速状態に入ります。

▼その他基本キー操作
 ATS確認:デフォルト[Space]キー
 ATS警報持続(チャイム消し):デフォルト[Insert]キー
 EBリセット:デフォルト[Delete]キー
 参考:http://mkn55.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

Vehicle対応表

 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Mc_WM_1M.txt
  7000形先頭 ワンマン 1M単行
 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Mc_WM_1M1T.txt
  7000形先頭 ワンマン 1M1T 2両編成(Vehicle.txt同内容)

 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Tc_WM_1M1T.txt
  7100形先頭 ワンマン 1M1T 2両編成
 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Tc_TM_1M1T.txt
  7100形先頭 ツーマン 1M1T 2両編成

RUN対応表

 0:25mレール
 1:スラブロングレール
 2:鉄橋25mレール
 3:トンネル25mレール
 4:トンネルロングレール
 5:25mレール
 7:ロングレール

 ※BVE2での7000系指定路線と合わせています。
 ※参考:BVE2時代に指定頂いている路線
 (コンバートにて運転可能ですが一部にストラクチャの乱れを確認しています)
 ・BVE予讃線(りょう氏) 伊予西条~松山
 ・BVE多度津運転区(ichi氏) 観音寺~伊予西条

その他はReadmeをご覧ください。

大分駅の製作(配線編)

先日、日豊本線製作上の最難関の一つ、大分駅を完成させましたので、備忘録として作業手順を書いておきます。

0.配線を引くのは苦手じゃー

正直な話、配線を引くのは苦手でして、それで大分駅の製作は長いこと頓挫した状態にありました。
とはいえ、今作ってる区間大分駅に手を出さないという選択肢はありえないので、頑張って重い腰を上げねばなりません。

1.ベースを作る

最初は昔ながらの方眼紙に描いて…をやろうと思っていましたがすぐ方針転換し、航空写真トレスにしました。

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まず航空写真を地理院地図やGooglemapなどから用意してきます。
板ストラクチャ自体は次の記事の要領で手軽に作れます。(PMXEに放り込むだけ)
kty-bvememo.hatenablog.jp

大きさ(スケール)を合わせるには、切り抜く際に一辺の実の長さを測っておいて、PMXEでその大きさに拡大するのが楽だと思います。
ちなみにあまり大きすぎると編集がやりづらいので1/10くらいに換算しましょう。(Xファイルへの書き出し時に10倍する)

このベースがズレていると全体のズレにつながってしまいますので、大きさは入念に調整しましょう。一か所でも幅がわかっている箇所があればその部分だけ先にBVE側で線路を入れておき、大きなズレがないか確認しておくと良いです。

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大分駅の場合は昔入手した高架化についてのパンフレットに最大幅の断面図があり重宝しました。こうしたパンフレットは図書館の郷土資料コーナーなどに突っ込んであったりするので探してみると良いかもしれません。

2.BVEに設置

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PMXEでXファイルを書き出したらStracture.putで設置してBVEに表示させます。
なお表示が変になってしまったらテクスチャのリサイズを行ったか確認しましょう。まれによくある。
また、BVEは設置地点から一定距離を過ぎると消える仕様になっているので、変なとこで消えてしまう場合はPMXEでうまいこと位置を調整しておくと良いです。

3.線路を引いていく

BVEに無事表示出来たらそれをトレースしていきます。

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そのまま線路のストラクチャのままで作業するとベースの線路に覆いかぶさって見えなくなってしまうので、5mの半透明な棒のストラクチャを適当に作っておくと便利です。自分の場合は作業中の目印になるピンのようなものも作りました。

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あとはまぁ根気でございます…

 

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ちなみにこのベースは使用法的には良くないので、公開時には忘れずに削除しておきましょう。

 

(構内製作編に続く)

JR福北ゆたか線 吉塚→篠栗(2003・上り)

(2023年9月16日データ更新-817系車両データ更新による小変更

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旧データである福北ゆたか線篠栗線吉塚篠栗のセットです。

2012年頃のBVE旧バージョンを対象に製作しているため、BVE5.7以降では信号関係等の動きがおかしくなるところもありますが修正していません。ご了承下さい。(最低限エラーは出ないように修正しています)
また元データは2003~2005年頃の取材ですので、現在とは大きく異なる部分もあります。

 

★ダウンロード

本体(817系V5.2対応)-ZIP形式(約26MB)

└ 一式のセット、初のダウンロードはこれだけでOK

817系V5.2対応シナリオファイルのみ差分-ZIP形式

└ V5.2でVehicleファイルの指定を変更したのでそれに対応する差分ファイル

★対応車両データ

●拙作817系(ワンマン対応)

 

●CT氏813系(※ワンマン対応、アナウンスはオート)

 

BVEとエイプリルフール公開

いつの間にか4/1はBVEデータの更新が盛んな日、となりました。
自分が本を作ってるからなのもありますが、何かと「〆切」に相応するものがあると、製作を進めたり逆にキリをつけたりする良い目標として作用することもありまして、夏の終わりあたりにもこういう日があるといいなぁと思いつつ。

そもそもどうして4/1に定着したのよ?
という疑問はあると思いますが、もともとは2003~2004年前後のエイプリルフールに、自分が作りかけデータを限定公開したのが始まりだったような気がします。
(正直自分も記憶が定かでは無いのですが、2005年にエイプリル公開に言及した記事があったのでそれ以前には違いないとは思います。当時を知る方、起源を主張したいわけでもないので違うぞオラァとかあればぶん殴ってください)

そのうち公開する人が増えてきて、ページごと変えてみたりする力作なども出てきましたが、自分の中ではあくまでも「完成に至らぬ中途半端なデータですが、まぁエイプリルフールなのでゆるしてくだしい☆」と、いう日にしています。

というわけで、皆様もHDDのどこかに置きっぱなしの未完成データがありましたら、クオリティにこだわらず、気軽に表に出してみてはどうでしょうか?
私もなんか公開する予定です。というかHDD漁ってたらすっかり忘れてたやつが出てきた…(日豊線と815系やらはもうちょい待ってください…)

看板みたいなのを量産出来るソフトを作りました

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※動画は開発時のものです。

 

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 上の看板のような「形は同じだけど書いてあること(テクスチャ)が違う」ようなストラクチャの製作支援ソフトを作りました。
 元になるXファイルと書き換えたい画像群を用意して一括でドラッグアンドドロップすると、それぞれの画像に書き換えたXファイルを生成します。
 複数のテクスチャを使用しているXファイルでは書き換えたい任意の1面を選ぶことも出来ます。

 詳細は同梱しているReadmeをご覧ください。

 ★ダウンロード