KantanBay BVE Memo

かんたんのゆめのBVE関係の更新情報・製作メモ

(旧作)BVE Memory Sensor ~BVEのメモリを監視するくん~

2020/6/27
高機能な後継版ソフトを製作しましたのでそちらをご利用ください。

 

  

 

 

 

(一応DLも残しておきますが古いソフトになります)

 

f:id:ntfiv:20190224185557p:plain


 

 ★ダウンロード

 

概要

 BVE5のメモリ消費量を表示するソフトです。現在のメモリ消費量を数値・色と顔文字で表示します。
 最小化してもタスクバーにおおよその消費量が表示されますので、常駐も可能です。

製作の背景

 BVE5(.7)は重いシナリオを読み込んだり、データ製作中に何度も更新すると突然落ちることがあり、その予兆をわかりやすくできればと製作しました。

 また、通称4GBPatchを本体に適用したままデータを製作し、それをそのまま公開することで見事にBVEクラッシャーとなっているデータもあるため、そのあたりの防止につながれば…とも思っています。
 ※いくらPC性能が良くてもBVEが読み込めるデータは1.5GB程度が限界なのです。

 いずれにせよ重すぎるデータはPCにも良くなく、エゴサでは重いシナリオが原因でPCがお亡くなりになった方も見かけたことがあります…。
 BVEの重さはFPSばかりに目を向けられがちですが、メモリ消費についても目を向けてもらえると幸いです。

閾値

 700MB程度まで :余裕
 1050MB程度まで :ちょっと注意
 1400MB程度まで :要注意
 それ以上 BVEにエラーが発生する可能性があります

 4GBPatch適用時は1600MBを超えても読み込めますが、おそらくPC性能によってくると思われるため上限は不明です。

 この閾値はあくまでも目安ですので、黒になっても特に問題ないことはあります。また、お使いのPC性能によってはまだ低い段階でエラーが発生することもあります。
 実際F5更新を続けるテストをした場合は、まだ赤の1350MB程度でエラーが出て落ちることもありました。

表示更新間隔の設定

 wait.cfgはテキストファイルです。一番上の行の数字を書き換えることで表示更新の間隔を変更できます。詳細はファイル内を確認ください。

余談

 黒になった状態=ダメなデータというわけではありません。実際ただ運転する程度であれば黒の状態でも安定していることは多いです。私の環境だと(Win10・メモリ16GB)1450~1550MBくらいでBVEが落ちる感じです。
 余裕を持つなら赤の範囲(1400MB以下)に抑えたいところです。

 使用メモリを減らすのに手っ取り早いのは画像のDDS化で、これだけでも数百MBは節約できます。また、使用している音声の音質を下げるのも効果的なはずです(44k→22kなど)

 参考記事

 また、BVEのMODことBVE Enhanserには複数使われている画像を1回読み込みにする機能があり、このツールを経由してBVEを起動するとメモリの消費が大幅に下がります。(これBVE本体に取り込んでほしい…)
 例:拙作日豊線415普通 700MB前後→475MB前後、某線1450MB→500MB(!)

BVE Enhanser
 http://hotmist.ddo.jp/bve/

 もちろん、4GBPatchの使用も解決法の一つではあります。ただ、それを全員適用しているかというとそうではないので、使用を前提としている場合には必ずダウンロードページに記載すべきだと考えます。そうしないとただBVEを落とすだけのデータになってしまいます。

 謝辞

 アイコンの「サメ」はICOOON MONO公開の素材を使用させていただきました。
 http://icooon-mono.com/

履歴

 →Ver 1.00 2019/02/24
  ・一般公開

JR四国 7000系電車公開(18/11/29更新)

・18/11/29 Ver3.6公開しました。(性能微調整・音声の更新追加)
・18/11/18 Ver3.51公開しました。(全面リニューアル)

f:id:ntfiv:20170203195426p:plain

※SSはichi氏予讃線より(BVE2版を変換)

 予讃線電化区間を行ったり来たりしているJR四国7000系電車です。7100形Tc車も同梱しています。

 今回更新でVVVF、走行音をはじめとする音声周りを切り出しからやり直し、リニューアルしました。また、性能もより実車に近いものへと修正しました。(すかじゅん氏thx)

 BVE5での指定路線がありませんのでそのまま海岸沿試験線で試運転出来るシナリオファイルも同梱しています。

★重要★

・動作には「GeneralAtsPlugin」が必要です。運転前にRockOn氏のJR線車両パックを導入してください。
 ※単体のGeneralAtsPluginだけでもOKです。
 ※読み込み時にATSチャイムが鳴らない場合はGeneralAtsPluginを正常に読み込めていません。 

★ダウンロード(26MB/解凍後52MB)

★V3.5→3.6更新パッチ(5MB) ※Ver3.51からの更新のみ対応です

 

特殊操作

▼定速機能
 加速中にP3以上からP2にノッチを戻すと定速状態に入ります。

▼その他基本キー操作
 ATS確認:デフォルト[Space]キー
 ATS警報持続(チャイム消し):デフォルト[Insert]キー
 EBリセット:デフォルト[Delete]キー
 参考:http://mkn55.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

Vehicle対応表

 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Mc_WM_1M.txt
  7000形先頭 ワンマン 1M単行
 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Mc_WM_1M1T.txt
  7000形先頭 ワンマン 1M1T 2両編成(Vehicle.txt同内容)

 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Tc_WM_1M1T.txt
  7100形先頭 ワンマン 1M1T 2両編成
 ntfiv\train\JRS7000\Vehicle_Tc_TM_1M1T.txt
  7100形先頭 ツーマン 1M1T 2両編成

RUN対応表

 0:25mレール
 1:スラブロングレール
 2:鉄橋25mレール
 3:トンネル25mレール
 4:トンネルロングレール
 5:25mレール
 7:ロングレール

 ※BVE2での7000系指定路線と合わせています。
 ※参考:BVE2時代に指定頂いている路線
 (コンバートにて運転可能ですが一部にストラクチャの乱れを確認しています)
 ・BVE予讃線(りょう氏) 伊予西条~松山
 ・BVE多度津運転区(ichi氏) 観音寺~伊予西条

その他はReadmeをご覧ください。

大分駅の製作(配線編)

先日、日豊本線製作上の最難関の一つ、大分駅を完成させましたので、備忘録として作業手順を書いておきます。

0.配線を引くのは苦手じゃー

正直な話、配線を引くのは苦手でして、それで大分駅の製作は長いこと頓挫した状態にありました。
とはいえ、今作ってる区間大分駅に手を出さないという選択肢はありえないので、頑張って重い腰を上げねばなりません。

1.ベースを作る

最初は昔ながらの方眼紙に描いて…をやろうと思っていましたがすぐ方針転換し、航空写真トレスにしました。

f:id:ntfiv:20180713231709p:plain

まず航空写真を地理院地図やGooglemapなどから用意してきます。
板ストラクチャ自体は次の記事の要領で手軽に作れます。(PMXEに放り込むだけ)
kty-bvememo.hatenablog.jp

大きさ(スケール)を合わせるには、切り抜く際に一辺の実の長さを測っておいて、PMXEでその大きさに拡大するのが楽だと思います。
ちなみにあまり大きすぎると編集がやりづらいので1/10くらいに換算しましょう。(Xファイルへの書き出し時に10倍する)

このベースがズレていると全体のズレにつながってしまいますので、大きさは入念に調整しましょう。一か所でも幅がわかっている箇所があればその部分だけ先にBVE側で線路を入れておき、大きなズレがないか確認しておくと良いです。

f:id:ntfiv:20180713231759p:plain

大分駅の場合は昔入手した高架化についてのパンフレットに最大幅の断面図があり重宝しました。こうしたパンフレットは図書館の郷土資料コーナーなどに突っ込んであったりするので探してみると良いかもしれません。

2.BVEに設置

f:id:ntfiv:20180713232106p:plain

PMXEでXファイルを書き出したらStracture.putで設置してBVEに表示させます。
なお表示が変になってしまったらテクスチャのリサイズを行ったか確認しましょう。まれによくある。
また、BVEは設置地点から一定距離を過ぎると消える仕様になっているので、変なとこで消えてしまう場合はPMXEでうまいこと位置を調整しておくと良いです。

3.線路を引いていく

BVEに無事表示出来たらそれをトレースしていきます。

f:id:ntfiv:20180713232301p:plain

そのまま線路のストラクチャのままで作業するとベースの線路に覆いかぶさって見えなくなってしまうので、5mの半透明な棒のストラクチャを適当に作っておくと便利です。自分の場合は作業中の目印になるピンのようなものも作りました。

f:id:ntfiv:20180713232538p:plain

あとはまぁ根気でございます…

 

f:id:ntfiv:20180713233035p:plain

ちなみにこのベースは使用法的には良くないので、公開時には忘れずに削除しておきましょう。

 

(構内製作編に続く)

JR福北ゆたか線 吉塚→篠栗(2003・上り)

(2023年9月16日データ更新-817系車両データ更新による小変更

f:id:ntfiv:20201225221309j:plain

旧データである福北ゆたか線篠栗線吉塚篠栗のセットです。

2012年頃のBVE旧バージョンを対象に製作しているため、BVE5.7以降では信号関係等の動きがおかしくなるところもありますが修正していません。ご了承下さい。(最低限エラーは出ないように修正しています)
また元データは2003~2005年頃の取材ですので、現在とは大きく異なる部分もあります。

 

★ダウンロード

本体(817系V5.2対応)-ZIP形式(約26MB)

└ 一式のセット、初のダウンロードはこれだけでOK

817系V5.2対応シナリオファイルのみ差分-ZIP形式

└ V5.2でVehicleファイルの指定を変更したのでそれに対応する差分ファイル

★対応車両データ

●拙作817系(ワンマン対応)

 

●CT氏813系(※ワンマン対応、アナウンスはオート)

 

BVEとエイプリルフール公開

いつの間にか4/1はBVEデータの更新が盛んな日、となりました。
自分が本を作ってるからなのもありますが、何かと「〆切」に相応するものがあると、製作を進めたり逆にキリをつけたりする良い目標として作用することもありまして、夏の終わりあたりにもこういう日があるといいなぁと思いつつ。

そもそもどうして4/1に定着したのよ?
という疑問はあると思いますが、もともとは2003~2004年前後のエイプリルフールに、自分が作りかけデータを限定公開したのが始まりだったような気がします。
(正直自分も記憶が定かでは無いのですが、2005年にエイプリル公開に言及した記事があったのでそれ以前には違いないとは思います。当時を知る方、起源を主張したいわけでもないので違うぞオラァとかあればぶん殴ってください)

そのうち公開する人が増えてきて、ページごと変えてみたりする力作なども出てきましたが、自分の中ではあくまでも「完成に至らぬ中途半端なデータですが、まぁエイプリルフールなのでゆるしてくだしい☆」と、いう日にしています。

というわけで、皆様もHDDのどこかに置きっぱなしの未完成データがありましたら、クオリティにこだわらず、気軽に表に出してみてはどうでしょうか?
私もなんか公開する予定です。というかHDD漁ってたらすっかり忘れてたやつが出てきた…(日豊線と815系やらはもうちょい待ってください…)

看板みたいなのを量産出来るソフトを作りました

f:id:ntfiv:20180323224949g:plain
※動画は開発時のものです。

 

 f:id:ntfiv:20180323224320p:plain f:id:ntfiv:20180323224523p:plain

 上の看板のような「形は同じだけど書いてあること(テクスチャ)が違う」ようなストラクチャの製作支援ソフトを作りました。
 元になるXファイルと書き換えたい画像群を用意して一括でドラッグアンドドロップすると、それぞれの画像に書き換えたXファイルを生成します。
 複数のテクスチャを使用しているXファイルでは書き換えたい任意の1面を選ぶことも出来ます。

 詳細は同梱しているReadmeをご覧ください。

 ★ダウンロード

 

変数の応用① ~定型の構文セットを使い回す~

日豊線制作にあたって、出来るだけ作り進めやすいように構文の書き方をいくつか工夫してみました。
特に、踏切や架線など頻発するものについては、変数を組み合わせていろいろな場所にコピペして使えるようにしています。
いくつか例を紹介しますので自由に応用してください。

 

踏切設置セット

f:id:ntfiv:20180203175330p:plain

踏切はこのストラクチャ構文のセットを踏切中心にコピペすれば設置できるようにしています。(青い部分が変数)
変数[$FML]に踏切の長さを設定すると、警報器遮断機などの一式を具合良い感じに置いてくれるようにしています。ちなみに[$FML/2 + 0.4]の「0.4」が警報器などの間隔を調整できる係数で、値を大きくすると踏み板から更に離れるようになります。

f:id:ntfiv:20180203174938p:plain

 

架線調整セット

f:id:ntfiv:20180203174923p:plain

BVE5でRepeater構文が出来て架線柱の間隔が正確に反映できるようになりましたが、架線柱と併せて架線の長さも変えないときれいに架線柱に追従してくれません。
そのため、変数[$kasenN]で間隔を代入すれば、架線柱の間隔と架線の長さ・間隔をいっぺんに変更できるようにしています。
ストラクチャーキーを「kasen30」「kasen35」のようにすることで、「Structure['kasen'+$kasenN]」という形にしてストラクチャ自体を間隔と一緒に切り替えることが出来ます。

f:id:ntfiv:20180203175051p:plain

また、架線柱の間隔が頻繁に変わり、線路の本数も増える駅構内では、架線はRepeaterではなくStructureで配置しています。これにより架線柱を正確な位置に配置、かつ構文も見やすくすることを実現しています(5mで丸めてはいます)

f:id:ntfiv:20180203175105p:plain

ちなみに線形、架線絡み、設備…といったように、距離順にばらばらと書いていくよりは同じような種類のものはまとめて一括で書いてしまった方が構文が見やすくなり、管理がとても楽です。(後から気づいたので日豊線ではバラバラになっている区間もあったりする…)


※後で曲線制限の切り替えを別記事で書きます。

日豊本線制作状況(2018/01)

 

 あれからまた時間がたちまして、どうなっとんじゃオラァ的な問い合わせも出てきたので近況報告です。

f:id:ntfiv:20180202235532p:plain f:id:ntfiv:20180202235558p:plain

f:id:ntfiv:20180202235632p:plain

まぁ進んでいる気はします。
というか自線形自体は完成させましたので、駅回りを中心に味付け中です。
どの程度までどのように作り込むかもだいたい固まりました。
西大分駅は地元のおじさん(34)もニッコリな出来になりつつ。

まぁ出来ている場所だけ見せればはよ公開しろやとなると思いますが、踏切とかまだ作ってない小物とかも多いのでもうちょいかかります…車両も調整しないと…

時期の明言はしませんが、出来るだけ早く公開できるようには努めたいです。

f:id:ntfiv:20180202235657p:plain

ようやく見えてきた上がった先。高架化から10年経過してようやく完成できそう…